小笠原 3日目
3日目の予定 ドルフィンスイム+南島観光++シュノーケリング+ホエールウォッチング

船に乗って朝から夕方まで、島の周りを回ってイルカと泳いだり、マッコウクジラを見たり、南島に上陸したりするツアーに参加しました。

南島が今回一番行ってみたかったところです。名前の通り、父島の南に位置する無人島です。化石化した貝殻の散らばっている真っ白な砂浜がある、と知ってこれは行かねば、と思いました。でも、南島は環境保護のために、立ち入り制限がされていて、ガイドと一緒でなければ、行けません。つまり、ツアーに参加しないと行けません。

前日の天気予報では、小笠原は雨でした。大丈夫かなと不安でした。が、ツアー会社の人も、宿の人も天気予報はあんまり当たらない、と断言。その通りになり、朝から青空が広がっていました。(ちなみに島滞在中に前日の天気予報がまともに当たったことはなかったです)

で、晴れているということは、日焼けの危険性大。部屋で必死に全身に日焼け止めを塗りまくりました。塗るのだけで20分はかかったような。塗るだけでくたびれた…



*ドルフィンスイム
まず、薬局で、教わった酔い止めアネロンを入手。これで丸一日大丈夫なはず。
父島の朝は早いです。9時前に薬局とパン屋さんが開いていました。

二見港を出ると、さっそく南島に向かいました。出てすぐにわかったこと。海の上は涼しいです。薄い長袖を着ていても暑くはありませんでした。
途中、簡単な説明を受けました。イルカは二種類いるそうです。人間と遊んでくれる種類(ミナミハンドウイルカ)と遊んでくれない種類(ハシナガイルカ)。なるほど。

海から見ると、父島が起伏のある島だということが実感できます。岩がごつごつしていて、荒々しい感じです。なので、平地が少なくて、住宅地になるところは少ないのだとか。
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島の西側を南下。晴れていたので、日の光が差し込んで海の色がきれいでした。
ジニービーチの前を通りました。砂浜が真っ白で遠目にも美しいのですが、ここは、陸から行くには、車の通れない山道を2時間半歩かなければなりません。
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このまま南島に着くのかなと思いきや、すぐにイルカの群れに遭遇しました。
ドルフィンスイムは、要するにシュノーケリングです。道具を手早く身に着けて、合図とともに船の後ろから海に飛び込みます。ステップはついていても、船は揺れているのでちょっと怖かったです。それに、シュノーケリングしたのは過去に1回きりで、それも数年前。ライフジャケットはつけていても、一抹の不安が頭をよぎりました。が、視界の端に海の上に踊る背びれを捕らえたので、とりあえず飛び込みました。水は意外にひんやりしていました。

残念ながら、最初に飛び込んだときは、ツアーの人からはぐれないように精一杯で、イルカを見られませんでした。他のツアー会社の船もいくつか来ていて、人が微妙に混ざっているし。イルカの群れに人が群れている状態でした…。

2回目に飛び込んだとき、下!下!と叫ぶ声にあわてて下を見たら、真下にイルカがいました。青い海の中を影のように数頭のイルカが横一列に並んで、すうっと過ぎていきました。大人のイルカとその間に挟まれた子供のイルカでした。これは、かなり感動。

その後、何回目かに飛び込んだときは、一頭のイルカが真下でくるっと一回転して、こちらを見たような気がしました。目があったような気も。でもあっという間に過ぎていきました。ゆったり泳いでいるように見えても、とても追いつけるような速度ではないです。
イルカに人が群れてて、イルカはどんなものだろうと思ったけれど、われ関せずという感じでした。見られたのは遊んでくれない種類のイルカだったみたいです。


*南島
イルカを見た後は、南島上陸。船の左右に3人ずつ残して、全員真ん中に寄ってくださいと言われました。海底が岩ででこぼこしているみたいです。無事船が着いたときは拍手があがりました。

上陸地点のすぐ側の鮫池。ネムリブカというサメの仲間がいるらしい。帰りに見たときは、黒い魚の影がいくつか見えたので、あれがそうだったのかもしれません。
ゴツゴツした灰色の岩は石灰岩。南島は沈水カルスト地形といって、世界的にも珍しい地形です。
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タコの木。小笠原諸島の固有種。パイナップルに似た実をつけていました。小笠原諸島は大陸と地続きになったことがないので、固有種が豊富です。
まわりの草は芝です。以前の南島は人間が持ち込んだヤギが繁殖しまくって、草を食べた結果、土壌がむき出しになってしまいました。ヤギは全部駆除され、土壌流出を防ぐため、芝が植えられました。
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上からみた扇池。南島で一番美しいところだと思います。洞窟は外洋とつながっていて、ツアーによっては、洞窟を泳いでくぐって南島に上陸するそうな。
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接近。
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父島を望む。カツオドリが、くちばしの色がわかるくらい近くまで飛んできました。
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環境保護のため立ち入り制限がされているだけあって、自然が豊か。生き物の気配が濃密です。ちなみに、ガイドから離れて単独行動をとることも禁止されています。
鳥の巣。鳥はいなかったけれど、周りに羽毛が散っていました。
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アオウミガメの足跡。夜に産卵のためあがってきたときの跡です。
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扇池の前の砂浜は目が痛いくらい白いです。裸足で歩くとさらさらして、きもちいいです。
でも、海の中は岩でごつごつしていました。素足では厳しい。
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絶滅したカタツムリの仲間、ヒロベソカタマイマイの貝殻が化石化して散らばっています。
持ち出しは禁止されていますが、手に取ることはOKでした。手のひらに載せると軽かったです。
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その貝殻を使っているヤドカリ。
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*兄島海中公園
次は南島を後にして、兄島の海中公園へ。魚が沢山いるので、海中公園として保護されているところです。
その途中、トビウオを見ました。本当に海面を飛んでいて、カメラで追いきれないほど速い。銀色に輝いていて、これも感動しました。

海中公園。海の色が美しい。
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海中公園は船の上からでも魚が沢山見えました。ツアーの人が魚にやるエサ(食パン)を用意してくれていて、それを投げ込むと食いつきの良いこと。一斉に押し寄せてきて、怖いくらいでした…
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お昼を食べて、シュノーケリングすると、潮の流れがはっきりわかりました。暖かい流れと、冷たい流れがあって、混じることがありません。暖流と寒流ってこういうことなのか、と実感しました。暖かい流れのときはぬるま湯につかっている気分で極楽なのですが、冷たい流れのときはひんやりしていて極楽気分とはいえず。
魚はここは水族館かというくらい、沢山いました。でも、青い大きいのとかその程度しか区別がつかなくて、もっと魚について詳しければ、と残念でした。予習は大事ですね、やっぱり。
海底には珊瑚が生えていましたが、色は褐色系が中心で、地味でした。珊瑚の色については沖縄のほうが断然鮮やかです。

ところで、私のカメラは防水仕様ではなかったので、海中の写真は取れなかったのですが、インスタントカメラで水中OKなのが出ているそうで。しかもそんなに高くなく。知っていればよかったと後悔しました。


*ホエールウォッチング
父島を離れて、沖に向かいました。母島と父島の中間地点がウォッチングスポットなのだとか。沖になるについれて船の揺れが激しくなりました。アネロンを飲んでいて正解でした。海の色も深い群青に変わりました。この辺はすでに水深1000メートル以上だそうです。島から近いのに一気に深くなるんですね。遠くには母島が見えました。

それで、結論から言うと、クジラは見られませんでした。
ツアーの会社では、父島の展望台に海上をチェックして、クジラを発見したときは船に連絡する人を配置したり、船ではエンジンを切って停船してソナーを海に入れてクジラの音をキャッチしようとしたり、しっかりしたストーキング体制(?)を取っていたのだけれど、見つからないものは見つかりませんでした。風で海が荒れていて、ソナーが遠くの音を聞きつけられないのも敗因だったようです。

帰りは父島の東側を通りました。西と東ではまた景色が違いました。岩がむき出しで、さらに荒々しい感じ。
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クジラが見られないのは残念でしたが、またイルカに会うことができました。結構、下のほうにいたのだと思うけれど、水が澄んでいるのではっきり見えました。



宿に帰って気がついたこと。
足が、激しくサンダル焼けしてました。それから手の甲も真っ赤。こまめに日焼け止めを塗らなかったツケが見事にきました。
やってしまったと思ったけど、本当につらいのは翌日からでした。温かいお湯を浴びると激痛が……
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by alcyon_sea | 2008-08-10 22:23 | 雑文
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