「007/ロシアより愛を込めて」
お色気たっぷりで楽しかったです。胸の谷間やら、太ももの見せ方やらがうまいなぁと思いました。裸そのものずばりを見せるより、思わせぶりで。(笑)それと、地下で覗き見したり、銃を撃ったりして、その日の業をなし終えて帰ってくると、ホテルのベッドでバースディ・スーツ姿の女性(ただし、首に黒いリボンを巻いている)が待っているなんて、スパイって良いお仕事ね、と思いました。

ただ、一つだけ疑問に感じたことがありまして。ショーン・コネリー演じるボンドは豊かな胸毛を生やしておりました。綺麗に逆三角形に生えてるので、手入れをしていると思われるけど。そういえば、最近のかっこいい男性が売りの映画で胸毛って見たっけなぁと。

念のため、シリーズ最新作「カジノ・ロワイヤル」の予告編をチェック。胸毛がない。「カジノ・ロワイヤル」はどうも若き日のボンドを描いたみたいだから、ボンドは加齢とともに胸毛を蓄えるようになったのであろうか?胸毛とは口ひげのようなもんなのであろうか?…なわけない…

以前、「オースティン・パワーズ」で、やたらと胸毛ふさふさを強調していて、笑いながらなんでかなぁと思っていたのですが、謎が解けた気分です。そうか、60年代は胸毛が男の証だったのね。

ボンドから胸毛が消えたのはいつごろなんでしょう。
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# by alcyon_sea | 2007-02-21 22:09 | 映画・雑誌・etc.
携帯電話
社名が3回変わった会社の携帯を使っています。どういうわけか、数年来、変えよう変えようと思って変えていません。

○携帯電話のおもひで
社名:Jフォン時代
毎月、請求書とともに表紙が藤原紀香の写真の広告冊子が入っていた
冊子つきなので、当然、請求書は封筒で来ていた
思えばこのときが絶頂期だった
時とともに紀香に小じわが目立つようになり、Jフォンの雲行きも怪しくなっていった
紀香はいなくなり、ついに、ボーダフォンに買収される

社名:ボーダフォン時代
紀香はいなくなったが、請求書はまだ封筒で来ていた
広告冊子表紙の写真がベッカム・中田の時が稀にあり、外国資本はすごいとちょっと思った
広告冊子には、ハンガリー人と結婚した人のエッセイ風漫画が載り始め、これは面白かった
……やがて、有名人の写真は消え、ついに請求書は葉書1枚になった
(葉書になっても、漫画は引き続き載っていたが)
残念ながら、郵便代・冊子代をケチっても本質的な問題解決にはならなかったようで、英国資本は海の外に去った

社名:ソフトバンク時代
社名が変わって早々、広告の表示だのCMの内容などで、評判になった
請求書は相変わらず葉書1枚である
ちなみに漫画はまだある
しかし、ばら色の未来があるとはあまり思えない…

付けたし
旅先で他社の携帯は通じるのに、駄目なことが数回
悲哀を感じた


ちなみに、家族はAUなのでAUが請求書を封筒で送ってくることは知っています。ドコモはどうなんでしょう?
葉書の請求書も資源の節約になっていいとは思いますがね。なんというか、気分の問題というか…

で、変えない理由
・すでに廃止された料金体系を使ってる。そのためなんとなくレア感がある(ほんとかな)
・画面が白黒(メールはできる)携帯を使っていた人がいたので、なんとなく対抗意識が…。私のは画面はカラーだけれど、カメラなしです。今、こんなものを使っている人はいないので、希少価値が出てきているような気がする(気のせいです)
・めんどくさい(これが一番の理由かも)

はたして、私は年内に携帯会社を変えるのでしょうか?
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# by alcyon_sea | 2007-02-20 21:44 | 雑文
近代的理性
自ら我僑居(けうきよ)に来(こ)し少女は、シヨオペンハウエルを右にし、シルレルを左にして、終日(ひねもす)兀坐(こつざ)する我読書の下(さうか)に、一輪の名花を咲かせてけり。
by森鴎外「舞姫」
ここでは、舞姫について語りたいんではなくて、シヨオペンハウエルについて。人生とか読書とか知性について、色々述べてる人です。今でも岩波から、文庫が出ているけど、読んだことはないです。なんか難しそうだし。

が、1冊だけ読んだことがあります。「女について」。これは、なかなかすごい本でして。当時から、女性人権団体やら女権拡張運動家やらから、非難轟々だったらしいですが、さもありなん。実のところすごいと聞きこんで野次馬根性で手を出したのですが、正直、目が点になりました。ちなみに、現在は絶版です。

端的に言えば、女性に対する極論に満ち満ちている内容でした。メモを取っておかなかったので、詳しくはかけないのですが、女性は男性より劣ってるということをあれだけ、強烈に主張した本も珍しい…。ちなみに、まともな「男」は雄雄しくて、逞しくて云々と定義していたので、男性の大半にとっても、敵な本かもしれませんが。自分がギリシャ神話の英雄みたいな男らしさに満ち溢れていると自信を持って断言できる男性は、おそらくほとんどいませんものね。

鴎外のような知識人も読んでいた本の著者ならば、さぞ近代的な理性と知性にあふれている、はずなのですが、この「女について」は、理性と知性をいささか欠き、感情的な印象を受けました。

ただ、なんでこんなものを書いたかという理由はあとがきでなんとなく察せられました。母親がお金のために親子ほど年の違う男性と愛のない結婚をして生まれたのが、ショーペンハウエルだったそうな。母親は息子にかまわず、遊び歩いていたそうです。ちなみに、この母親も当時は売れっ子の作家でした。で、親子喧嘩したときの母親のせりふが、あんたの本なんか誰も読まないわよ!…。息子は、お母さんの本は流行が去れば誰も読まなくなるけど、僕の本は、ずっと読まれるだろう、と応戦したとかしないとか。これは、女性嫌いにもなりますね。

理性や知性があると思われる人の発言が全て、理性や知性に満ちているともいえないのが怖いところ。一人の人間には無限の可能性とともに、限界があるのだと、つくづく思いました。この1冊は電波本でしょうけど、他のショーペンハウエルの本は岩波で今も翻訳が出ているのだし、きっと現代人にも示唆を与えてくれる本なのでしょう。(読んだことがないんで、これくらいしか言えない…)ですから、この1冊でショーペンハウエルの業績が霞むとは思いません、が。「近代的理性」とは、強固に見えて、そうでもないのだなぁと思ったり。

最近、かのアーレントが、アフリカ人は確かに人間だけど、我々とは違う人間だ、と発言してたらしい、と知り、軽い衝撃を受けています。時代や、生育環境によって、知性や理性は良くも悪くも影響を受けるものだなぁとしみじみ思います。肩書きや過去の実績で発言をうかつに信じてはいけないわよね、と権威に弱く信じ込みやすい自分に言い聞かせ。

で、エリスの傍らで太田豊太郎が読んでいた本が「女について」ではないことを祈ります。こんなもんを読んで、傾倒したら女性を捨てるのにためらいが薄くなりそうです…。なにせ西洋のものをとにかく取り入れようとがんばってる明治時代人ですから、盲信しそうですし。って、結局豊太郎はエリスを捨てているから読んでいようといまいと関係ないか。
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# by alcyon_sea | 2007-02-16 22:15 | 雑文
『ヒトラー ~最後の12日間~』
gyaoで視聴。見てよかったです。史実はやっぱり「面白い」です。見始めたら最後まで一気に見切ってしまいました。ただ、私はナチの幹部や組織に関する知識が十分とは言えず、きちんと理解したかどうか心もとないのが残念です。それと、制服ばっかりで、人物の見分けがつきにくかった。


内容
秘書の回想という形をとっていました。冒頭、暗い画面にナレーションが流れます。「今なら私も若かったころの自分に腹が立ちます、恐ろしい怪物の正体に気づけませんでした…今も自分を許せずにいます」と。

22歳のトラウドゥル・ユンゲは、ミュンヘン出身が決め手で秘書に採用されます。ミュンヘンはナチの発祥の地です。

それから3年。トラウドゥルは最後の12日間を目撃します。連合軍が迫ってきて、地上の街は激しい爆撃を受け、瓦礫の山と化しています。連合軍相手に戦うと主張する少年・少女、年老いた兵士を射殺する将校、負傷者を収容する病院の惨状…。独り残留を決意した親衛隊の医療将校は、必死に駆け回ります。

一方でナチ幹部やトラウドゥルのいる地下要塞は、爆撃の直接の影響は受けませんが、状況が悪化するにつれて、狂気が蔓延していきます。トラウドゥルは錯乱するヒトラーを目の当たりにし、その遺書をタイピングし、エヴァとヒトラーの結婚を目撃し、自殺の銃声を聞きます。

最後に再び、年老いたトラウドゥルが現れます。そして、ミュンヘンで、ナチへの抵抗運動をして、逮捕され若くして処刑されたゾフィー・ショルの名前を出します。自分はゾフィーと同じ年に生まれた、若さは言い訳にならない、とトラウドゥルは語ります。


感想
若さは言い訳にならない、その通りだと思います。一方で、この映画はヒトラーの人間的な側面を描いたとして、批判されてたはず。確かに、トラウドゥルが採用されるとき、ヒトラーは親切です。決して怪物ではないのです。そして、強制収容所や、前線は遥か彼方にあり、その惨状は地下要塞の中では見えません。「正しい」判断をすることの難しさを感じました。その時代を生きているからこそ、見えにくいものもあるでしょうし。全てが終わった後に生まれたものは、その時代を高みから見て、あれは間違っていたと明快に言えるのですが。

錯乱状態のヒトラー&ナチ幹部連中が怖かったです。もはや地図の上にしか存在しない軍隊に攻撃を命じたり、市民が死ぬのは彼らの責任だと言い放ったり。ゲッベルス夫妻の最期はヒトラー以上に怖かったです。夫人はナチのない社会で子供を育てることに意味はないと言い放ちます。そして、6人の子供を自らの手で殺してから、自殺します。狂気は、彼らが怪物ではなく、弱い人間である証拠を示していると思います。この辺も批判された原因なのでしょうね。

批判もわかるのですが、ただ、私は、弱い人間が、あのような惨禍を引き起こしたことこそが怖いと思いました。人間であるのならば、誰でもあのような惨禍を引き起こしうるのだなと、思えて。


ところで、この映画でエヴァの義弟で処刑される将軍役をやっていたトーマス・クレッチマン。かっこいいなぁと思って見ていたら、『戦場のピアニスト』でもナチの将校役をやっていた人でした。主人公に差し入れをして助ける役です。そのときもかっこいいなぁと思って見ていました。同じ人だったとは。私の目はあてになりません…
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# by alcyon_sea | 2007-02-14 21:12 | 映画・雑誌・etc.
花の絵
クウネルの最新号に香月泰男の記事が載っていました。花の絵を描き続けていたそうです。ちょっと意外でした。

小学生のころ、母が展覧会に行って、カタログを買って帰ってきました。それが知ったきっかけでした。シベリア抑留などという生まれる遥か前の出来事を、小学生がわかっているはずもなく、カタログを見た感想は暗い、怖いでした。ただ、赤や青の太陽が黒い画面に浮かんでいる絵の印象は強烈で、家にある美術全集の風景や人物の絵は見ても忘れてしまうものも多かったのですけれど、これは忘れられませんでした…。

雑誌に載っている絵はそんな記憶にある絵とは全然違って、色鮮やかで優しい感じがしました。暗く強烈な絵だけを描いていたのではなかったのだな、となんだか安心しました。家の写真なんかも穏やかで。



にしても、この雑誌、スローライフを謳っているのだと思うけど、載っている服や靴のお値段は決してお安くない。スローライフも大変だと思いました。
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# by alcyon_sea | 2007-02-11 23:14 | 雑文